高知県 奥南川山での伐倒作業について

こんにちは、やま子です。

今年度の事業も終盤を迎えています。

その中の1つが高知県嶺北地方にある奥南川山という山です。

 

 

今回は、そんな奥南川山を見学した職員が撮影した伐倒作業の写真について、手順とともに紹介します。

 

伐倒作業では、まず木を伐り倒す方向を決め、安全に作業ができるよう伐倒木の周りの状況を確認します。

(木が生育している周りの環境や斜面の状況、木の重心等を見極めて、伐倒方向を決めます。)

 

 

 

 

その後、受け口を作ります。

 

 

(受け口は伐倒方向に入れる木の切りこみの事をいいます。)

 

 

 

 

そして、追い口を切りこみ、伐倒方向に木を倒します。

 

(追い口は受け口の反対側に入れる切りこみの事をいいます。)

 

受け口は切りこむ深さの決まり、追い口は切りこむ高さ等の目安がありますが、伐倒する木の性質や伐倒方向の状況等を思考し、現場で受け口や追い口の切りこみを調整しています。

 

 

 

大きな音が山に響き渡り、木が倒れました✨

 

ちなみに、林業における労働災害の発生原因を調査した最近のデータでは、伐倒作業中による被災が全体の約60%を占めています。

人間よりも大きく、重い木を伐り倒す作業は、見ていてなんとも迫力のあるものですが、作業に従事する場合、見学の際には皆様どうぞお気を付けください!

 

 

 

最後に、奥南川山の作業地の一部をドローンで撮影した写真です。

 

(事業開始時の作業前)

 

 

(事業開始後の作業中)

 

木の伐倒等の作業を繰り返し、山肌が線のように見える部分の木を搬出しました。