エピソード2

やま子です。

先日、ニホンジカ捕獲用ワナを設置するため、ワナ猟の免許を持つ職員と事業地である愛媛県の山の下見を行いました。

 

林道を歩いていると、「これはシカが通った跡や。」、「これがシカの足跡。足跡ができて日がたっているから今は近くにいないことが考えられ、ここにワナを仕掛けても捕獲できない可能性が高い。」と教えてくれました。

 

山の中へ、ただただどこでもいいからとワナを仕掛けるのではなく、シカが通る場所をいかに特定するか、そして、そこへワナを仕掛けることができるか、がポイントです。

 

ニホンジカの繁殖期は9月下旬~11月。1回の出産で生まれる子は1匹。早い場合は1歳から繁殖を始め、1年に1回毎年出産を繰り返します。

 

森林の生態系に関する被害、さらに植栽後の苗木の食害減少のため、シカの頭数を減らし、繁殖を抑える事も、我々の大切な仕事の一つです。

 

※写真はイメージです。

シカの通り道に隙間ができているのが分かりますでしょうか…?